項　　　　目	重要性	解　　　　説
人口密度 （距離圏における人口）	◎	当該施設における距離圏人口を見ます。距離圏は、その施設の商圏の半径の広さを参考に決める。その施設の適正な広さに合わせて、自社の他の施設と比較して見る。実際の商圏の広さの７～８割程度の長さで良い。
年齢	〇	適宜その施設のターゲット年齢を確認する。 特に75歳以上の割合を確認して高齢化していないか確認する。 ★極端な地域でなければ、数値の偏りはありません。大字レベルであれば、大きな違いが出る可能性もあります。ターゲットの年齢幅が広い場合は、10歳刻みでOK。
世帯人員	◎	単身世帯の比率をまず見ます。 都心では単身世帯の比率が高く、昼間人口が少なくて商売が成り立たない可能性があります。
職業（仕事内容）	◎	国勢調査の職業（仕事内容） を見てホワイトカラーの割合が高いか、またブルーカラーの割合が高いかを見ます。その都道府県全体、市・町等の全体と比較して見極めます。 　実は、ホワイトカラーの割合が、その街の商圏の質を大きく左右するとともに、その施設の雰囲気を左右します。 ＜管理的・専門的・技術的・事務 小計＞の割合を見てください。この割合が高いと良質な商圏と言えます。 ★国勢調査の従事産業については、特に重要視していません。
人口・世帯の増減	〇	人口が増加しているか、減少しているか確認します。 現状の人口は、都心地域しか増加していませんが、世帯の分化で世帯数は伸びている地域も結構あります。都心地域以外はほとんどが減少傾向です。
住宅	△	世帯人員と関連しますが、持ち家か、賃貸か、または、戸建てか、共同住宅か確認します。 住環境の商品・サービスの場合は確認が必要です。
世帯年収	〇	GIS業者の推測値が販売されていますが、市区町村レベルであれば、標本調査ですが、「住宅土地統計調査」に市区町村単位の数値が掲載されています。 一般的な消費者をターゲットにする施設であれば、世帯年収のデータは必要とせず、ホワイトカラーの割合でも十分に代用できます。